下田修平のブログ (ほぼ休眠中)

選挙立候補時の経験を書いてみました、今後無所属でどこかに立候補される方の参考になれば幸いです。今は普通に勤め人です。

選挙におけるSNSの効果的利用法

23年1月の軽井沢町長選に立候補表明した22年10月上旬、私はまだ上海にいました。ゆえに、「お前はガーシーか?」みたいなことも言われましたが、そういう状況であったがために飛び道具に頼らざるを得ませんでした。具体的には、twitterです。インスタやyoutubeも考えましたが、正直twitter一つで精一杯でした。そこで書いた「真面目な話(選挙や政治の話)」を、ブログに転載していたので、正確に言うと主にtwitterとブログです。そのtwitterを使う際に、明確に一つの目標を立てていました。それは、Googleで「軽井沢町長選」と検索した場合に、私のtwitter或いはブログが検索結果1ページ目に載ること、でした。

選挙も迫ってきたけどどの候補者に入れるかまだなんも考えてないし、演説会なんてわざわざ行くのめんどいな、ネットで候補者がどんなこと言ってるのかちゃちゃっと確認しようかな、という有権者が簡単に私のサイトに辿り着けるように、という意図です。サイトをじっくり見ていただかないにしても、検索したら先ず「下田修平」の名前が目に入った、だけでも効果はあると思います。

ではどうやったらそれが達成されるか、なんですが、当初私は誤解していました。閲覧者数が多いと上位に表示されるようになるものだと思っていたのです。しかしネット上でよくよく調べると、主に以下の2点がキーポイントとのこと。それは

1.更新頻度

2.専門性

です。2についてもう少し詳しく説明すると、例えば「漫画とカレーと選挙と政治とカメラと猫とラーメンとサッカーと糖尿病と軽井沢とベレー帽について等しく話題が散りばめられた内容」では、専門性が無いと判断されます。かといって、ずっと政治や選挙の話を毎日何回も更新するのは、私には無理でした。そもそも、そんな固い内容ばかりでは誰にも読まれないかもしれません。したがい、私の場合は「真面目な軽井沢町政や新庁舎の問題点」のような話題と、「それらと全く関係ない話(何食べたとか、どこ行ったとか)」が50:50になるように投稿していきました。最初(投票日3ヶ月前)はGoogleで「軽井沢町長選」と検索しても3ページ目がやっとだった私のブログ及びtwitterも、投票日2週間前頃には1ページ目に載るようになりました。

ただし、そこまでやってもそれで当選できるほど甘くはありません。このような手法は、一般的に都市部でより有効とされています。地方では、リアルなお付き合いとか親戚関係とかがより重要となります。もう一つ言うと、首長選みたいな立候補者が2〜4名しかいないケースよりも、議員選挙のように何十人と立候補するようなケースでより有効となります。立候補者が何人いようとも、グーグルの1ページ目に載ることのできる件数は一定だからです。私の場合、たった数名しか立候補しない選挙であっても、知名度0からのスタートだったのでネットに頼らざるを得なかった事情があります。

先ほど「更新頻度と専門性」と書きましたが、この二つを同時に追求できている身近な例は「御代田のガーシー」さんです。彼は御代田の現職町長の問題点を毎日何回も更新し、且つそれ以外のネタはほぼ全く0。たまにH川さんをディスるくらいです。ただし、先ほども述べたように毎回お固い政治の話では、読者はくいつきません。だから、あえて挑発的・攻撃的・過激な書き方にすることで読者を惹きつけようとしている、と思われます。H川さんをディスっているのも、H川さんが知名度高いから(=H川さんのフォロワーがたくさん見てくれるから)敢えてそこに突っ込んでいっているのかもしれません。本当は、愛しているのかもしれません。

あと、お金で解決することもできます。私は立候補表明直後、浜田参院議員から「ボネクタに登録するのをお勧めします」と言われました。結局費用をケチりたかったのと、文章書くのが苦でなかったという理由で、自分でやることにしました。ボネクタを使用すれば数日以内にグーグル検索1ページ目に「選挙ドットコム」の自身のページが来るようになりますし、そこに自らのプロフィールや政策、SNSへのリンクが掲載されます。利用していないので具体的な金額は知りませんが、「ボネクタ」でGoogle検索すれば1ページ目に出てきますので、そちらをご参考ください。

統一地方選投票日まで2ヶ月を切っていますが、特に後半戦(4月23日)の場合はまだまだやれることがあると思います。ご参考になれば幸いです。