下田修平のブログ (ほぼ休眠中)

選挙立候補時の経験を書いてみました、今後無所属でどこかに立候補される方の参考になれば幸いです。今は普通に勤め人です。

建物には、維持費がかかります (新庁舎にお金をかければ、維持費も高くつきます)

 先日、とあるスーパーゼネコン元社員様からこの清水建設のサイトを紹介されました。建物というのは、一般的に60年の寿命と言われており、その間に建設費の4-5倍のライフサイクルコスト(光熱・用水費、管理費、修繕費など)がかかるそうです。もし軽井沢町の新庁舎の総事業費≒建設費が100億円ならば、60年で500億円はかかりそうです(軽井沢は冬寒いので、光熱費を多めに見ても良いかと)。つまり、一年で8億円。これがもし総事業費50億円(このブログでも既に書いた通り、他地区の市町村庁舎改築費用の相場から、この額が妥当と考えます)で済むならば、ライフサイクルコストはその半分、1年4億円です。つまり4億円が浮きます。

建物のLCC解説(清水建設)

 次に、軽井沢で年間4億円あったら何ができるか、考えてみました。最近、小池都知事が18歳以下全員に月5千円=年6万円の給付を提案しました。一方、国勢調査によると軽井沢には、令和2年時点で19歳以下の方が3546人住んでいます(18歳以下、という区切りではなかったです)。この人たち全員に年6万円支給すると、2.1億円です。また、66歳以上人口は6394人。仮にこの方々に年3万円分のタクシー券を支給した場合、1.9億円です。 この二つの金額を合計すると、あら不思議、ピッタリ4億円。

 100億円の新庁舎を50億円で済ませられれば、ライフサイクルコストの差額だけでもこの二つの支給策(高校生以下に年6万円、高齢者に年3万円タクシー券)が可能となります。単年ではありません、毎年です。 そういう金の使い方の方が、良いと思いませんか